「1個から買えて、らくらく導入」で大好評な ロームの無線LANモジュールに超小型タイプが登場

2014年1月23日 <要旨> ローム株式会社(本社:京都市)は、モバイルプリンタやエアコンなどスマートフォンと連携する電子機器に簡単に無線機能を搭載できると好評の無線LANモジュールシリーズにおいて、新たにアンテナ内蔵の超小型タイプ「BP3595」をラインアップしました。 本製品は、国際標準規格「IEEE802.11b/g/n/i」に準拠したアンテナを内蔵した無線モジュールで、従来品のBP3591と同等機能を維持したまま、約47%の小型化に成功。また、電波法認証も取得済みのため、セットに組み込むだけで、すぐに無線LAN通信が可能です。 なお、本製品は既に2013年12月からサンプル出荷(6,700円/個)を開始し、2014年1月から当面月産3~5万個の体制で量産を開始する予定です。生産拠点はローム・アポロ株式会社(福岡県)となります。 <概要> 近年、スマートフォンはもちろん、より快適な生活を実現するため、あらゆるものをネットワークでつなぐM2M(Machine to Machine)やIoT(Internet of Things)に注目が集まっており、家電製品をはじめあらゆる機器で無線LANの搭載が進んでいます。 こうした中、ロームは2011年に無線LAN通信を構築する上で必要な機能をすべてモジュール側に内蔵した「BP3591」を、2013年にはさらにフラッシュメモリ内蔵タイプの「BP3599」を開発し、1個から買えて、簡単に導入できるを追求した製品販売を実施してまいりました。一方で、機器の小型化要求や今まで搭載が難しかった機器にも無線LANを導入したいという声も多く、小型無線LANモジュールへの要望も高まっていました。 <新製品の詳細>  今回、ロームは搭載部品の小型化および基板実装の工夫、高周波設計の見直しなど、構造の最適化を図ることで、従来品に比べて約47%の小型化を実現しました。これにより、今までスペース上の課題から無線LANを搭載できなかったお客様も導入が可能になります。 また既に量産中の無線LANモジュールBP3591の優れた基本機能(国際標準規格「IEEE802. 11b/g/n/i」準拠、アンテナ内蔵、国内電波法認証取得済みなど)をそのまま継承。無線LAN通信に必要な要素が全て入ったオールインワンの無線LANモジュールとなっており、お客様の開発負荷や製造負荷も大幅に軽減します。 ロームでは、引き続き、ネット商社を介して1個から購入できるWEB環境を整えるとともに、充実したサポート体制を提供してまいります。 <本製品の特長> ・超小型ながらオールインワンの無線LANモジュールで設計負荷を軽減 従来品BP3591に比べて約47%の小型化を実現しながら、無線通信に必要な機能は全て継承。また、BP3591、BP3599での開発環境をそのまま流用できるため、お客様の設計負荷も軽減できます。 <製品のスペック> <用語説明> 国際標準規格「IEEE802.11b/g/n/i」 2.4G帯を用いる無線通信規格のひとつ。それぞれ最大11Mbps(802.11b)、最大54Mbps(802.11g)、最大300Mbps(802.11n)の伝達速度を実現している。802.11iは、無線LANにおけるセキュリティ規格のこと。 <ロームの「1個から買えて、らくらく導入」無線LANモジュール> 現在市場で使用されている多くの無線LAN製品の導入には、無線LAN規格準拠処理の組み込みや、アンテナ設計、さらには電波法の認証など、開発に膨大なコストと時間がかかります。そのため、メーカーによるサポートが必要となり、部品の大量購入を求められるなど、導入を検討される多くのお客様にとって懸念事項となっていました。 ロームは1個からでも無線LAN環境を構築して頂きたいという思いから、2011年に「BP3591」を開発。2012年には、ホームページ内にわかりやすいサポートページを新設しました。また、動画商品紹介の充実や簡単に評価を開始できるリファレンスボードの販売を行っています。こうした取り組みにより、メーカーサポートなしで多くの商品化事例を頂き、お客様にも好評を頂いております。 ■充実の無線LAN特設ページもご覧ください。 ■「BP3595」の動画もアップしました。 アンテナ内蔵タイプ小型無線LANモジュール BP3595 (345KB)

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