Windows7ロゴプログラム「Windows Touch AQ」を取得! ロームが低消費電流の静電容量式マルチタッチコントローラLSI BU21018MWVを開発

発表日:2010-09-13 半導体メーカのローム株式会社(本社:京都市)は、モバイルPC、ネットブックPCなどの入力インターフェースとして市場が拡大しているマルチタッチパネル向けに、低消費電流の静電容量式マルチタッチコントローラLSI「BU21018MWV」を開発しました。この「BU21018MWV」は、米国マイクロソフト社のネットブックPCなどで主流となっているWindows7対応タッチパネル向けとして10.1インチサイズの「Windows touch」認定を取得しており、タッチセンサモジュールメーカーに対して供給を開始します。この製品は既に2010年9月から月産5万個の体制で量産を開始しています(サンプル価格1,000円/個)。生産拠点は前工程をローム株式会社 本社(京都市)、後工程がRohm Integrated systems (Thailand) Co., Ltd.(タイ)となっています。 写真の拡大、縮小や画面のスライドなど液晶画面を指で直感的に操作ができるマルチタッチ機能は、最近のスマートフォンに多く搭載されるようになり、さらにマイクロソフト社のOS “Windows7″でも、「Windows touch」機能として採用されたことで、今後ますますの拡がりが期待されています。こうしたタッチパネルに使用するタッチパネルコントローラLSIを搭載するには、センサパネルに液晶ノイズを遮断するためのグランドシールドが必ず必要でした。今回開発した「BU21018MWV」はマイコンのソフトウェア制御に加えて、専用ノイズフィルタをハードウェアで内蔵することで耐ノイズ性能を大幅に改善でき、グランドシールドレスを実現しました。これによりセンサパネルとして20%以上のコストダウンが可能となります。また、従来のタッチパネルコントローラシステムでは、ノイズ対策のため、マイコンのクロック数を上げる必要があり、消費電流は5mA程度(マイコン含む)必要でしたが、「BU21018MWV」はノイズフィルタをハードウェアで内蔵していることなどから、マイコンへの負担を低く抑えることが可能で、従来と比較して約30%消費電流を下げることが可能となりました。 「Windows touch」の認定を取得したことは、Windows7における互換性の確保がマイクロソフト社によって客観的に証明されたことになり、ノートPCなど、パソコンメーカー各社にとって安心してお使いいただけます。 今回開発した「BU21018MWV」はCPUに8bitマイコンを搭載していますが、ロームがライセンス使用契約をしたARM系CPUを搭載し、 3点以上の座標取得処理などさらに高度な処理のできる製品の開発や、様々なパネルサイズに対応したタッチセンサモジュールの共同開発も進めております。 また、静電方式以外にも、既存の4線抵抗膜のタッチパネルをそのまま使用してマルチタッチを実現できる抵抗式マルチタッチコントローラLSIのラインナップも 取り揃えております。ロームでは今後も、様々な方式のタッチパネルコントローラーのラインナップ拡充に取り組んでいきます。 ■製品写真 ■主な仕様 Package Sensor(SIN) Reference(SREF) Host I/F Power Supply UQFN056V7070 7.0mm×7.0mm 36ピン 2ピン (X側、Y側で分割使用等) I2C/SPI Analog 2.7-3.6V(LDO内蔵) Digital 1.7-2.0V(LDOでの供給可) Noise Filter Programmable Sensing Speed Sensitivity • Δフィルタ • ΔFIRフィルタ CPU搭載 アルゴリズム変更可 0.5msec @36ch 32×4段階 (Analog32、Digital4) ■用語説明 マルチタッチ 指や専用のペンでパネルにふれて位置や動きを指示する入力装置のうち、同時に複数箇所に接触して、 対象の移動や回転、拡大・縮小などの操作を直感的に入力できる入力方式。 静電容量方式 指がタッチパネルに触れることで、電極の容量が変化し、その値を測定することで位置を検出する方式。 圧力の変化を感知する抵抗膜方式と比べて、マルチタッチに適している。

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