業界初!リアランプ向け専用LEDソースドライバ登場

概要 | 主な特長 | 特長1 | 特長2 | 特長3 | 特長4 | ラインアップ 概要 車載用のリアランプは、低消費電力化、長寿命化へのニーズからLED化が急速に進んでいます。そのドライブ回路は、従来ディスクリート部品や汎用のLEDドライバを使用するケースが一般的で、これではLED電流精度や車載用途で求められるフェイルセーフ機能を実現する十分な保護回路を実現することが困難でした。 ロームは今回、業界で初めて高精度で十分な保護回路を内蔵したLEDリアランプ向けの専用ソースドライバを開発。光量バラツキの少ない高品質な点灯と壊れない、そして壊れてもすぐにわかるLEDランプの設計に大きく貢献します。 主な特長 1chソースドライバ : 3~4個のLED接続が可能 200mAの大電流出力 高精度±3%のLED電流出力精度 LED電流のHigh / Low独立モード設定可能 LEDオープン、ショート保護機能 ローム独自のP-BUS (PROTECT-BUS) 機能内蔵 BD8372HFP-Mを5個実装したデモ基板 特長1 : ±3%の高精度LED電流で輝度バラツキがほとんど無し リアランプには光量バラツキのない高品質な点灯が求められます。光量のバラツキはLEDのバラツキとLEDドライブ回路のバラツキによりますが、従来のディスクリート部品による構成では、素子トータルのバラツキが大きく、量産工程での選別が不可欠でした。 ロームでは今回ワンチップの専用LSIとし、高性能な定電流回路を内蔵することで、業界最高のLED電流精度±3%を実現。工程での負荷軽減に貢献します。 特長2 : ローム独自のP-BUS(Protect-BUS)機能搭載 リアランプではデザインなどでも異なりますが、通常20個程度のLEDランプが使用されます。この場合、BD8372HFP-M / BD8372EFV-Mは3個から4個をドライブ可能なため、ドライバは複数使いになります。 このときLEDショートやオープンなどにより1ch分が消灯した場合、その異常を他のドライバに伝えるローム独自の通信機能、P-BUS機能を搭載しております。これによりテールランプを全灯をOFFするといったシステム構築が可能となり、早期にテールランプの異常をユーザに知らせることが可能です。 特長3 : テールランプとストップランプの電流量独立設定 リアランプではブレーキペダルを踏まないテールランプ点灯時とストップランプ点灯時で光量がかわります。 ロームのリアランプ向けの専用LEDドライバのため電流量を2段階に切換える回路を内蔵しております。 また汎用LEDドライバではテールランプ点灯時とストップランプ点灯時の電流量が固定のものがありますが、独立して自由に設定可能なためリアランプのデザインや実装LED灯数に合わせて自由に光量を変えれます。 特長4 : LEDのオープン/ショート保護を充実 走行中の振動などでLED基板がショートしたり、LEDがハズれたりのアクシデントが起こる場合があります。 ロームのリアランプ向け専用LEDドライバでは、常にLED接続回路の電圧・電流を監視し異常を検出する保護回路を内蔵しています。LEDショート/オープン時にはLED電流をストップし、ECUへ異常を知らせます。 ラインアップ 品名 チャンネル数 最大出力電流 調光モード 出力耐圧 パッケージ BD8372HFP-M 1ch 200mA High Current / Low Current 50V HRP7 BD8372EFJ-M 1ch 200mA High Current / Low Current 50V HTSOP-J8

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